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2009年7月20日 (月)

第18回FNSドキュメンタリー大賞 - フジテレビ

リンク: 第18回FNSドキュメンタリー大賞 - フジテレビ.

第18回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『平和の種になりたい…~カンボジアに帰った日本人~』(制作:テレビ愛媛)
 昨日の深夜テレビを見ていたら仙台放送でとてもよい番組をやっていた。フジテレビがこんなの作るはずないよなと思ってネットを見てみると系列局のテレビ愛媛の作成だった。
 内容は自衛隊PKO活動でカンボジアに派遣された高山さんが、定年退官後すぐに現地に戻り、世界初の住民参加による地雷処理を進めているという話である。この手の番組は現地の悲惨さを強調する余り見た後で言いようのない後味の悪さを残すものが多いが、この番組は見た人に希望と勇気を与えてくれるものになっている。「地雷はわずか1キロの重みで爆発するため、多くの金属反応の中から慎重に地雷を探りあてるのは、気の遠くなる作業だ。危険と隣り合わせの炎天下の作業は、肉体的、精神的にも過酷だが、地雷処理にあたる村人たちの表情は一様に明るい。地雷処理活動で家族を養う給料をもらい、地雷除去で土地が安全になれば、危険な地雷原が畑に変わる。高山さんがタサエンに来てからのこうした生活に、住民たちは希望を抱いている。」という。昨日は同じく深夜枠で「NNNドキュメント生活保護ビジネス-福祉施設の闇に迫る」という番組をやっていた。そこに出てくるホームレスを食い物にして金儲けしている人間を見た後だっただけに、高山さんの生き方には感動を覚えた。
 井戸は一本僅か7万円で掘れる。しかし、せっかく掘っても修理費用がないために放置され不衛生な川の水での生活を余儀なくされているという。他方で日本は、国際貢献の名の下に、インド洋での多国籍軍の軍艦に対する給油活動に湯水のごとく膨大な資金を提供している。国際貢献という言葉自体何かおかしくないか。誰が言い出した言葉か知らないが、地域紛争や対テロ対策に軍事力を含めて欧米諸国は取り組んでいる、それなのに日本はそのような取り組みをしていない、このままだと欧米から文句を言われるし、国連の常任理事国にもなれない、だから日本はそのような活動を積極的に行っていくべきなのだという文脈で使われているような気がする。国際貢献と言いつつ実はアメリカに対する貢献なのだと思う。
 一時ダルフール紛争に関してスーダンに自衛隊を派遣する話が出ていたが最近全く聞かない。難民が何十万人でようとテロと直接関係ないからアメリカは見向きもしないし、アメリカから要求されないから日本も何もしないでよいということなのだろう。国際貢献を言うなら一本7万円で掘れる井戸すら掘れずに苦しんでいる人達に目を向けるべきではないか。
 しかしこのような価値あるドキュメンタリー番組が日曜の深夜枠(つまり一番人が見ない時間帯)でしか放送されないというのは悲しい。テレビ局が視聴率がとれないと思っているからなのだろうが、はたしてそうであろうか。日本の視聴者はそんなに馬鹿でも無関心でもないと思うのだが。もっとも深夜枠であるにせよこのような番組が制作され、放映されること自体日本のマスコミがまだまだ健全であることを示しているのかもしれない。
 

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