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2010年1月28日 (木)

仙台水族館の需要予測

リンク: 河北新報 東北のニュース/松島水族館移転に10億円 仙台市が出資固める.

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の仙台市への移転計画で、市が経営主体の新会社に10億円を出資する方針を固めたことが24日、分かった。経済波及や社会教育の面で出資以上の効果が期待できると判断した。25日以降、事業内容や出資の枠組みなどを市議会に説明し、2010年度一般会計当初予算案に盛り込む方向で調整を進める。市の出資が正式決定すれば、移転計画は大きく進展する。
 移転地は、宮城野区の仙台港背後地にある市有地「高砂中央公園整備地」(14万5000平方メートル)の一部。移転計画では、公園内の約3万6000平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート2階、延べ床面積約1万平方メートルの新水族館を建設する。東北初の屋外イルカプールや大水槽などを設置し、展示も現在の300種4000個体から、400種3万個体に大幅拡充する。 
 新会社への出資は、仙台市の10億円のほか、仙台急行が11億円、国土交通省の外郭団体「民間都市開発推進機構」(東京)が9億円、宮城県内の民間企業などが計約10億円を計画する。移転の総事業費は約83億円で、残りの約40億円は都銀や地元金融機関から融資を受ける。用地は市が事業者に有償で貸与する。

 悪い話ではないと思っていたが、需要予測を聞くととんでもない。収支計画では初年度入場者数150万人、4年後が83万人で以後持続するとされている。しかし松島水族館はピーク時が83万人、現在は33万人だ。首都圏からの集客も可能でより規模の大きいアクアマリン福島ですら初年度116万人、3年後は70万人台だ。仙台水族館の需要予測はどう考えても過大だろう。仙台市はこれまでアエル、あすと長町を始めことごとく甘い需要予測で失敗を重ねてきた。地下鉄東西線も間違いなく需要予測ははずれるはずだ。宮城県も仙台空港アクセス線が需要予測の65%しか乗客がなく破綻に瀕している。これまで需要予測が外れなかった公共事業があっただろうか。仙台市や宮城県はいったいいつになったらまともな需要予測に基づいた事業をするようになるのだろう。
 需要予測が外れて赤字になっても抽象的な「公益性」を理由に税金で補填すればよいと思っているのだろうか。それとも需要予測が外れた時には決めた市長や幹部はもう引退しているからそんなことは気にならないということだろうか。
 仙台水族館自体に反対ではないが、需要予測をやり直して、堅く見積もった規模に縮小すべきだろう。民間保育所の休日保育が仙台市の補助金増額で継続されることになったそうだが、税金はそういうことにこそ使ってもらいたい。

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