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2010年2月 3日 (水)

河北新報夕刊トップ記事 東西線の鼓動

リンク: 河北新報 コルネット 特集.

東西線の鼓動/新寺駅(仙台市宮城野区)/こもる熱気、夏のよう
 仙台市のJR仙台駅東口から徒歩10分の東八番丁通(宮城野区)。車の往来が激しい通りの真ん中に、市地下鉄東西線新寺駅(仮称)の駅舎通用口が置かれている。間口の狭い通用口を身をかがめて入り、地下35メートルに建設されている駅ホームまで仮設の階段を下りる。足を踏み外したらただのけがでは済まない。手すりを握る手に汗がにじんだ。新寺駅舎は地下4階で、2007年2月に着工した。広瀬川より東側の駅舎工事では唯一、底まで掘削を終えた。11年3月ごろまで、壁や床などの建設を進める。駅舎内部に入ると、むわっときた。気温は地上に比べ10度ほど高い。「作業員は皆薄着です」と話すのは、新寺作業所所長で佐藤工業東北支店の松本直樹さん(56)だ。内部が蒸すのは、地下水がわき、機器が熱を持つためだ。働いている人々は汗を滴らせる。真夏のような作業風景が真冬の地下にあった。地上では聞こえにくいが、内部ではさまざまな音が反響する。ブオーン、ブオーン。機器でコンクリートをかき混ぜる音が断続的に響き渡る。駅舎完成までに必要なコンクリートの総量は約2万立方メートル。コンクリート車で約5000台分に相当する。1日の作業量は最大でも約200立方メートルだ。松本さんは「どんな膨大な量でも、焦らずこつこつと正確にやるだけです」。生と死が隣り合わせの現場では、常に冷静さが求められる。言わず語らずの口ぶりに、作業員の心得がにじんだ。

 河北新報夕刊の一面を写真入りで飾っている記事だ。昨日に引き続いての掲載なので今後も「東西線の鼓動」という記事が連載されるのだろう。しかしこの記事は一体何を言いたいのか全く意味不明だ。地下鉄東西線の工事の壮大さを書いて一大事業だと礼賛しようというのだろうか。それとも工事に携わる人の労苦を伝えようというのだろうか。いずれにしても夕刊のトップを写真入りで飾るような記事とは思えない。
 宮城県の第三セクターが建設した仙台空港アクセス線は利用客が需要予測の65%に過ぎず破綻に瀕している。このままでは数年後に運転資金が枯渇するので運賃値上げと建設費の金利免除が検討されている。現在仙台市民オンブズマンでは仙台空港アクセス線の需要予測の資料を検討中だが、地下鉄東西線と異なり表面的には水増しはされていないようだ(もっともその需要予測は昭和45年以降の右肩上がりの経済成長を前提とするとんでもないものだが)。それでも利用者は需要予測の65%にとどまっている。地下鉄東西線の場合はおそらくこの比ではない。開業と同時に永遠の赤字路線になるはずだ。そのような地下鉄東西線について、意味不明の礼賛記事を書くのは疑問だ。
 松島水族館は仙台港後背地に移転して仙台水族館になるようだが、こちらも初年度入場者数150万人、その後83万人で推移するという非現実的な需要予測の下に仙台市は10億円の出資を決めるようだ。地下鉄東西線は認可当時ですら赤字必至だったが、現在の大不況下では仙台市の財政にとってどうにもならないお荷物になるだろう。仙台市はもう一度現在予想される需要予測に基づいて再検討すべきだ。地下鉄東西線、仙台空港アクセス線、仙台水族館構想についてきちんと検証記事を書くことこそ地元紙の使命であろう。 

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