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2010年9月17日 (金)

法科大学院は法学部と統合してはどうか

リンク: (11)韓国、日本を反面教師に : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

  高い合格率が期待される背景には、韓国政府の周到な制度設計がある。認可された法科大学院は25校(1学年定員2000人)。首都圏に15校、地方に10校で、国立と私立もバランス良く配した。定員も事実上、政府が割り振った。最大の定員は国立のソウル大で150人。次いで延世、高麗、成均館の私立3校と地方の国立2校が120人で、最小規模は40人。法科大学院の乱立を許して定員が膨らみ、司法試験合格率の低迷を招いたとされる日本と対照的で、韓国の法科大学院関係者は「日本を反面教師にした」と口をそろえる。韓国には日本と同様の司法試験制度がある。法学部が司法試験予備校化しているという反省に立ち、米国をモデルに法科大学院の制度設計を進めた。
  日本との最大の違いは、法科大学院を設立する大学の法学部を廃止することを決めた点。法学部は、08年入学者が最後になった。法科大学院だけでは赤字経営にならざるを得ないだけに、学部廃止は経営的に厳しいが、大学側にも「痛み」を求めた格好だ。韓国は日本の失敗に学んだ。日本が韓国の痛みの引き受け方に学ぶ意味はあるだろう。(向井ゆう子)(2009年2月27日  読売新聞)

  「日本との最大の違いは、法科大学院を設立する大学の法学部を廃止することを決めた点」というのは初めて知った。法学部を廃止すると法学部以外の学科の卒業生と法科大学院のない他大学の法学部の卒業生が入学することになるのだろうか?それとも大学の一般教養課程を修了すれば法科大学院に入学できるのだろうか? いずれにせよ法学部を廃止するというのはいいアイデアだ。そもそもアメリカの大学には法学部がない。法学部とロースクールの両方があるのは日本だけだろう。
  私が法科大学院卒業を司法試験の受験資格にするのに反対なのは、大学の法学部を出てさらに2~3年間法科大学院に行かせるのは時間的にも経済的にも全く無駄だと考えるからだ。無駄どころか経済的負担から富裕層でないと法科大学院進学自体をあきらめることになりかねず有害だと思う。
  だから合格率の低い法科大学院はどんどん淘汰されればよいし、できれば受験資格からはずして(そうすれば多分誰も法科大学院には行かなくなる)事実上廃止してしまえばよいと思っていた。しかし日本では政府はそういう過激な政策はとらないだろうから作った以上もうどうしようもないかと考えていた。
  しかし大学の法学部と統合して5年で卒業できるようなコースを設けるなら有意義な存続が可能なような気がする。つまり2年間の教養課程の後に3年間の専門課程(今の法科大学院の未習者コースと同じようなもの)を設けてその卒業を受験資格にすればよい。もちろん法曹を目指さない者のために4年で卒業できるコースも残す。そうすれば1年間負担は増すものの法学部と法科大学院の二階建てよりは学生の負担は軽い。大学にとっても施設も教員も共用できるので経済的だ。社会人は今もあるように専門課程から社会人入学できるようにすればよい。
  政府も日弁連も作ってしまったものは仕方がないではなく色々智恵を絞って欲しいと思う。

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