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2011年5月25日 (水)

拡散 放射性物質―福島第1原発事故(中)二つの風、北西へ拡大/「ホットゾーン」広範囲に

リンク: 河北新報ニュース 拡散 放射性物質―福島第1原発事故(中)二つの風、北西へ拡大/「ホットゾーン」広範囲に.

<年235ミリシーベルト国試算>
 福島県内の放射線量の分布を示した2枚の地図がある。
 1枚は、福島大が福島第1原発から20キロ圏を除く浜通り、中通り地方の372地点の放射線量を記した地図で、国や県に先駆けて4月13日に公表した。もう1枚は約2週間後、国が公表した。事故からちょうど1年後、来年3月11日時点の積算被ばく線量を試算、推定している。
 いずれも、放射線量が同レベルの地点を等高線のように結んでいる。
 福島大の地図では、原発の北西23キロの浪江町赤宇木(あこうぎ)付近で3月30日、毎時69.1マイクロシーベルトもの高い放射線量だったと推測されている。しかも周囲10キロ四方に、20マイクロシーベルト以上の地域が広がっている。
 国の試算では、赤宇木付近で1年間の積算が235.4ミリシーベルトにも達する。一般の人の年間被ばく限度(1ミリシーベルト)の200倍を超える。周囲には、20キロにわたって150ミリシーベルトを超える地域もある。
 浪江町内に高い放射線の地域が形成された理由について、福島大で測定を担当した山口克彦共生システム理工学類教授(物理学)は「原発から放出された大量の放射性物質が、風で北西方向に流され、雨や雪とともに地表に落ちたため」と説明する。
 「あの辺り(浪江町赤宇木付近)は、どこで測定しても放射線量が高い」と県災害対策本部の担当者も言う。原発事故によって局所的に放射線量が高くなる場所を「ホットスポット」と呼ぶが、「浪江町の場合は『ホットゾーン』と言うべきかもしれない」と面積の広さに驚く。

<中通りにも点在>
 周囲より放射線量が高い地域は、中通り地方にも点在する。
 福島大の地図では、伊達市霊山町で毎時7.9マイクロシーベルト、本宮市北部にも5.3マイクロシーベルトの地点がある。国の地図では福島市や郡山市の市街地でも、積算10ミリシーベルトに達する。
 中通りの放射線量について山口教授は「3月15日の気流をシミュレーションすると、原発周辺から南に向かい、さらに西側に流れた後、中通りを北上した風もあった」と指摘する。
 原発から福島市などへは「二つの風の流れがあったと考えるのが自然だ」と山口教授は分析する。浪江町などを越えてきた北西方向の風と、中通りを北上した風だ。

<白河市から北へ>
 県の3月15日の測定結果は、それを裏付けるような経過を示している。
 2、4号機の爆発から約7時間後の午後1時15分、県南部の白河市で最初の異変が起こる。毎時0.06マイクロシーベルトだった測定値が、一挙に4.04マイクロシーベルトに上昇し、その50分後には郡山市で8.26マイクロシーベルトに跳ね上がった。
 さらに55分後、福島市でも上昇し始める。県原子力安全対策課は「放射線量は白河市から北へ順番に上がった」と指摘する。
 福島市は浪江町と同じ原発の北西方向にある。南からの風との合流地点に当たり、その後も高い放射線量が続く要因になったとみられる。2011年05月25日水曜日

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