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2011年8月23日 (火)

50%致死線量が4シーベルトだから驚くべき数値だ <福島第1原発>浄化装置「サリー」配管から3シーベルト

リンク: <福島第1原発>浄化装置「サリー」配管から3シーベルト (毎日新聞) - Yahoo!ニュース.

  東京電力は22日、福島第1原発から出ている高濃度の放射能汚染水を浄化するために導入した装置「サリー」で、配管の一部から毎時3シーベルトの高い放射線量が計測され浄化処理を一時停止した、と発表した。停止時間は13時間に及んだ。詳しい原因は分かっていない。
 東電によると、22日午前7時過ぎから放射性セシウムを吸着する部品を初めて取り換える作業を行った。その際、高線量が確認され作業を中断。水で汚染された泥などを洗い流したことで線量が下がり、午後8時15分ごろに運転を再開した。しかし、作業が当初予定より6時間延びたため、部品交換は23日に先送りした。
 サリーは東芝製。すでに設置している米国製とフランス製の装置がトラブル続きだっただけに汚染水処理が進むと期待されている。
 今月1日には同原発1、2号機原子炉建屋西側の排気筒下部の配管表面付近で、毎時10シーベルトを計測したほか、2日には1号機原子炉建屋2階の空調機室で毎時5シーベルト以上が検出されている。【比嘉洋】

  もう放射能に対する感覚が麻痺しているから国民はこの記事読んでも何とも思わないかもしれないが、毎時3シーベルトというのは驚くべき数値だ。放射線を短期間に全身被ばくした場合の致死線量は、5%致死線量(被ばくした人の20人に1人が死に至る線量)が2シーベルト(2000ミリシーベルト)、50%致死線量が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルトとされる。ここで言う「短期」とは約1時間ほどだ。
  1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)だから、3シーベルトは普段耳にしているミリシーベルトやマイクロシーベルトとは桁が違うことが分かるだろう。
  作業現場では厳格な放射線量の管理が行われているであろうが、汚染水処理は、突然放射線量が致死量に達するような極めて危険な場所で行われているということだ。万一配管が破損して大量の汚染水で現場が放射能汚染されることになれば、汚染水処理どころか原子炉の冷却すらできなくなる可能性は十分ある。
  それでも作業は続けなければならないわけだが、福島第一原発でそのような現実があるにもかかわらず、北海道の高橋はるみ知事は泊原発3号機の営業運転移行を認めてしまった。泊原発は福島原発事故前から試験運転中で営業運転移行は厳密には『再稼働』に当たらないわけだが運転中止の選択肢もあったはずだ。泊原発3号機の営業運転移行後北海道電力の株価は急上昇した。知事にしろ北電の株を買った人間にしろ目先の利益しか頭にないのだろう。
  今後は原発再稼働の条件として、知事と立地市町村長に数日間の福島第一原発の事故現場での作業立ち会いを義務付けてはどうか。自ら死の危険と隣り合わせの状態を経験すれば判断も変わるかもしれない。その上で再稼働を容認するならそれはそれで信念だろうから致し方ない。

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