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2013年2月26日 (火)

朝日新聞:司法試験合格者数目標3000人、下村文科相「間違っていた」 「弁護士になったけど仕事がない、生活していくのが大変という現状がある」と指摘

リンク: 朝日新聞デジタル:司法試験合格者数目標3000人、文科相「間違っていた」 - ニュース.

 下村博文文部科学相は22日の閣議後会見で、司法試験の合格者数を年間3千人程度としている政府目標について、「間違っていたのではないか。政府側も謙虚に反省するべきところに来ている」と述べ、人数を減らす方向で見直すことが必要との考えを明らかにした。政府は自公政権だった2002年、年間3千人の…

http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1331166.htm
  下村博文文部科学相は22日の閣議後会見で、司法試験の合格者数を年間3千人程度としている政府目標について、「間違っていたのではないか。政府側も謙虚に反省するべきところに来ている」と述べ、人数を減らす方向で見直すことが必要との考えを明らかにした。下村文科相は「弁護士になったけど仕事がない、生活していくのが大変という現状がある」と指摘。募集停止中を含め全国に74校ある法科大学院については「3千人合格を前提としてつくったため、経営が非常に困窮しているところが増えている」と問題視した。

  遅きに失した感はあるが大臣が「間違っていたのではないか。政府側も謙虚に反省するべきところに来ている」と述べたのは一歩前進だろう。過ちて改むるに憚ることなかれと言うが、過ちを過ちと認めることが問題解決の第一歩だ。
  ところが文科省と並ぶA級戦犯である日弁連は未だに増員路線の誤りを認めない。昨年3月に1500人への合格者減員を提言したが、それは自らの判断の誤りを認めて方向転換したのではない。「制度の歪み」などというわけの分からない言葉を持ちだして、あたかも「ロースクールの教育が悪い。弁護士を採用しない企業、自治体が悪い。
弁護士に事件を依頼しない国民が悪い。せっかく法の支配をあまねく広げようとしているのにそれを受け入れない社会が悪い。」と責任転嫁しているように聞こえる。どうして日弁連は「3000人増員路線は間違っていた。謙虚に反省する。」と言えないのだろう。
  昨年3月の時点では、平成24年度の司法試験合格者の減員を目指した現実的な提言と理解したので賛意を表した。目論見がはずれて2100人も合格し、500人を超える未登録者が出た以上、更なる減員の提言をするのかと思いきや何もしない。今日の事態をもたらした当事者なのだという意識を欠き、真摯な反省がないからであろう。
  仙台弁護士会は23日の総会で司法試験合格者数を1500人に減員する決議を行った。担当委員会、執行部会、常議員会で議論した上での提案なので軽々に批判すべきではないと思うが、単位会や弁連決議では1000人以下への減員決議が多数を占めている。なんで今さら1500人決議なのか理解に苦しむ。総会では1000人への減員を妥当とする意見も出たようだが原案通りで決議された。

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